話し方のヒント「言葉の解釈のトラブルでソーセージテロが起こった」
【話し方:コミュニケーション能力アップのヒント】
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言葉には、浅い言葉と深い言葉ある。
浅い言葉は、数字みたいに、一と言えばイチで、誰が聞きても同じ解釈がでる。
だが、深い言葉は、受け取る人で
1g と 1kgぐらいの差が出て来ます。
だから、人間関係でもめ事が起こった時に相手の解釈と自分の解釈に違いが無かったかを冷静に考える必要があると思いました。それが、たとえ家族でも。
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家庭内にテロを起こす
伏兵がいた。
4人家族なのに、
ソーセージが3本しかないことが発端だ。
私、息子、娘の3人で食卓ついていた。
突然、伏兵が叫んだ~
「そのソーセージは、
かあさんのでしょ!、
とーさんは、
弁当にの中にあるじゃん!」
「何で!!
食べるんだ!!」
はぁ~
とーさんは食べる前に
「ソーセージ食べていいの?」と
かあさんにちゃんと聞いたよ。
かあさんも、
「弁当にも入ってるけど、いいよ。」
って言ってくれたじゃん!
「そんなこと、
言うならお前が、
かあさんにソーセージ
あげろよ!!」
(伏兵が中三の息子だ)
「だって、
とーちゃんの弁当の中に、
ソーセージがあるで
しょ!」
「何で、
かあさんの取るんだ よ!!」
だから、
とーさんは、
念のため、かあさんに確認をして
「ちゃんと、許しを得てから
ソーセージを食べたんだよ!」
(何が悪い!!
あー腹立つわ~!!)
「だいたい、
お前、誰に、、」
(ここで、かみさんが割って入った)
「もう、食べ物のことで、
もめるの止めて!!
わたしの取り分け方が
悪かったのだから、、」
ケンカをやめて、
ふたりをとめて、
ソーセージのために争わいないで、、
ちと、古いが、竹内まりや ばりだ。
(1987年 J-POP)
レフリーストップがかかった。
「・・・・」
家庭内平和防衛軍としては、
家庭の平和が使命。
渋々、休戦条約が結ばれた。
それから、デザートとして
息子が取り分けた四角い水ようかんが
食卓に並べられた。
もちろん、今度は、四人分だ。
でも、よく見ると、
なな、
なんと、
伏兵がやりやがった!
なんと、俺の水ようかんが、
フィンランドの国旗の左端の様に
陣地が小さいだ。
「何で、
俺のようかんの陣地が小さいんだ!
おかしくないか?!」
伏兵が薄笑いを浮かべて、
「それは、取り分けた人の特権だよ」と言い放った!
間違いなく、
ソーセージの報復だ。
ソーセージテロだ!!
俺の聖地である水ようかんを、
丸井で買った、
とっておきのやつを!!
「あ~、何が特権だ、
だいたい、お前、誰に、、」
また、かみさんが出て来た。
「もう、
食べ物のことで止めて!!
かあさんが悪かったの。」
娘まで、騒ぎ始めた。。
騒げば、
さわぐほど自分の首が閉まった。。
おかしい、
絶対、おかしい!!
ソーセージ1本と
水ようかんの陣地とで
相殺された。
悶々としながら
仕事に出かけた。
歩きながら
何故、
こんな事が起こったかを
考えてみた。
問題になったのは、
かみさんのこの言葉だ、
「弁当にも入ってるけど、いいよ。」
まあ、
どうでもいいけど
水ようかんを返せ!!
あ、いいアイデアが降ってきた!
そうだ!
お弁当のソーセージに
手をつけずに、
持って帰り
伏兵に見せて、
そして、
水ようかんを返せと
迫ろう!
問題は、もはや、
水ようかんではないのだ、
家庭内の陣地だ!
権威を取り戻そう!!
そして、フィンランドの右側の位置を確保しよう!!
【最後に解釈のすれ違いの反省】
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自分の解釈はこうだった、
「弁当にも入ってるけど、いいよ。」=
「朝も昼もソーセージがおかずになるけど、それでも良ければ食べていいよ。」
と言ってくれている。
ありがたい、なら、いただこう!
伏兵の息子の解釈は
「弁当にも入ってるけど、いいよ。」=
「お弁当の中にソーセージがあるのだから、お昼に食べれるから遠慮して欲しい。」
とーさんは、遠慮すべきなのに、
なんで食べるの!
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あ~、
家庭内平和防衛軍の修行は
まだまだ続く。