話し方のヒント【伝わらないイライラ|娘の未来の王子様】
【話し方のヒント】
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どんなに起こしても娘は起きない。
だから、娘を叱った。
娘が起きない理由は、未来に問題を感じていたから、
私が問題にしていたの今、現在の事だった。
自分の勝手な思い込みが、
娘の心を傷つける。
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小学4年生の娘
「おとーさん、明日の朝は6時に起こしてー」
私
「ああ、なら起こすから、ちゃんと起きてよ、じゃあ、おやすみー」
翌朝
ジィリ~~~ン、ジィリ~~~ン、
目覚ましの音が鳴る。
ちょうど、午前6時だ。
よし、娘を起こそう!
「ひーちゃん、6時だよ、
起きなさい。」
(・・・)
「起きなよ!」
(・・・・)
「起きなってば!!」
「あ~ん、あと10分」
それから、
15分毎に起こして、
7時になり、
8時が過ぎてまだ起きない。
今度は、
ベットの中でマンガを読み始めた。
「何で??
朝6時に起きると言ったじゃないか!!」
「何で起きないの???」
「・・・」
「何で、マンガなんか読んでの?
起きなよ!!」
「昨日、
6時に起きると言ったじゃないか!!」
「・・・」
「もういい!!、
だから、
お前は!!」
「○×▲×○!!!」
娘を責めた。
妻が隣の部屋からやって来た。
「どうしたの?」
「こいつが、
6時に起きると言ったのに
起きいないんだ!」
「しかも、
マンガを読んで部屋で
立てこもりだよ!!」
「それで、
理由も言わないんだ!!」
「わけわかんないよ!!」
「あ、それ、この子、
漢検の直しが、いやなよ。」
この子の頭の中はねぇ、
漢検の勉強をする⇒マルつけされる⇒
×がつく
⇒やり直し⇒面倒、いや
なるほど!!
自分は、約束を守らない娘を責めた。
寝ている理由は、
眠いだけだと決めつけていた。
そうなんだ、
娘は、
未来に不安や不満が
あるから動かないのだ。
自分は、今の事を問題にしていた。
娘は未来のことを問題にしていた。
だから、かみ合わないのだ。
妻が娘に言った
「ほら、早く起きないさいよ!!」
「やるよ!!」
「お手だってあげるから一緒にやろ」
「はーい」
言って娘がベットから出て来た。
女性は、
常に未来を夢みているかも知れない。
いつも問題は、未来の王子様のことだ。
次は、娘の近未来の問題を
考えてみよう。